スッポンない!トイレつまり解消するスッポン代用品6つの方法を徹底解説
トイレのつまりを解消するには、一般に業者に来てもらうか、スッポン・ラバーカップなどと呼ばれるつまりを解消する器具を使います。
軽微なつまりならスッポンでつまりを解消できますが、スッポンがないときはどうしたら良いでしょうか。
この記事では、スッポンがないときに使えるトイレのつまりを解消する方法を紹介しています。
自宅にスッポンがない方や、これまではすべて業者に依頼してきた方、トイレを詰まらせたことがない方もぜひ参考にしてみてください。
トイレつまりはスッポンなしで解消できる!自然に治るケース
トイレのつまりをスッポンなしで解消する方法から見ていきます。はじめに軽微なつまりの場合で、自然に解消できるケースから紹介していきます。
完全放置。水位の下がりを待ち、勝手に流れるのを待つ
トイレのつまりの原因がトイレットペーパーや汚物の場合、一時的に水の流れが悪くなっているケースがあります。
この場合は、トイレットペーパーが水に溶けることや、汚物が自然にほぐれるのを待つことで自然につまりを解消できる場合があります。
便器内の水位が上がり、ゆるやかに水が流れるようならそのまましばらく放置してみてください。
時間の経過とともにトイレットペーパーが水に溶けて、汚物がほぐれるなどして自然解消する可能性があります。
水位が下がったら、もう1度水を流す(これを繰り返す)
便器内の水位が普段と変わらないくらいまで下がったら、バケツに水を入れて少し高めの位置から流してみましょう。
水位が上がることなく流れていくようならつまりが解消しているサインです。もしも、最初の状態よりは良いけどまだ流れが悪い、というときはまたしばらく放置してバケツで水を流しこむ工程を繰り返してみてください。
バケツで水を流すのは、つまりが悪化していた場合に備えるためです。万が一、つまりが悪化・つまったときと変化がない場合、レバーを引いて水を流すと便器から溢れる恐れがあります。
時間待てない、水が引かないときは代用品を試す!
- 針金ハンガー
- ペットボトル
- 水またはお湯+中性洗剤
- 水またはお湯+重曹&クエン酸
- ラップ
- ビニール袋
針金ハンガーを使ったトイレつまりの解消法
トイレのつまりを解消する方法として、針金ハンガーを使う方法があります。用意するものは手で曲げられるような柔らかめの針金ハンガー1つ、ペンチなど針金を曲げる道具、流れを確認する際のバケツと水です。
手を汚したくない方はゴム手袋、使用済みのハンガーを置くための新聞紙や雑巾などがあると、作業がスムーズです。
1.はじめに、針金ハンガーの首をほどくかカットして針金を伸ばし、片方の先端にわっかを作ります。
2.わっか状に曲げた方を便器の排水口に入れて、つまりの原因を削るように針金ハンガーを小刻みに動かしていきます。
3.水が流れるようなら針金ハンガーを取り出し、バケツで水を流してつまりが解消されたか確認してみましょう。
4.また、わっかの部分をらせん状にするとより強度が高まるので、わっかで解消できないときはらせん状に変えてみるのも1つの方法です。
ペットボトルを使ったトイレつまりの解消法
ペットボトルを使ってつまりを解消するには、手でつぶせるような柔らかめの500mlのペットボトル1つ、ゴム手袋、カッターもしくはハサミ、バケツと水を準備します。
1.ペットボトルの底の部分から4センチ程度のところをカッターやハサミでカットします。切り口がギザギザしているときはなるべくキレイに切りそろえてください。
2.ペットボトルのフタは外しておきます。
3.ペットボトルのカットした部分を便器の排水口にあてて、ペットボトルの口を指でふさいで押したり引いたりしてください。原理はスッポンと同じです。
4.バケツに水を入れて便器に流し、水が流れるようならつまりは解消しています。流れが悪いようなら3の工程を繰り返してみてください。
水またはお湯+中性洗剤を使ったトイレつまりの解消法
水またはお湯(50~60度)と中性洗剤を使ってトイレつまりを解消する方法を紹介していきます。準備するものは、中性洗剤(食器用洗剤でOK))100mlほど、バケツと水です。
お湯を使うときは、便器が壊れる恐れがあるので熱湯は避けて、50~60度の温度を守るようにしましょう。目安としては沸騰したお湯に同量の水を加えると50度程度になります。
1.便器内の水位が高いときは先に水を汲みだして排水口付近まで減らしておきます。
2.食器尿洗剤を100mlほど便器に入れ、水またはお湯(50~60度)を注ぎ入れて20~30分ほど放置します。
3.バケツに水を入れて便器に流し込み、つまりが解消されているか確認します。
水またはお湯+重曹&クエン酸を使ったトイレつまりの解消法
重曹とクエン酸はお掃除アイテムとしても有名ですが、トイレのつまり解消の効果が期待できます。
用意するものは、市販の重曹150g(カップ1/4)、クエン酸(お酢・カップ1/2)100ml、水またはお湯(50度ほど)便器の半分程度です。重曹1:クエン酸2:水またはお湯3の割合で覚えておきましょう。
1.便器に重曹を入れます。
2.クエン酸を入れます。
3.水またはお湯を注ぎ入れます。
4.発泡するので1時間ほど程度放置します。
5.泡が落ち着いてきたらバケツで水を流しこみ、つまりが解消したか確認してください。
ラップを使ったトイレつまりの解消法
食品につかうラップを使ったつまり解消法を紹介していきます。用意するものは、ラップのみ、できれば30センチ幅の物が良いです。
1.トイレのフタと便座を上げます。
2.便器に隙間なくラップを何重にも巻きつけて空気の出入りがないようにします。
3.ラップの中心部分をゆっくり押す・離すを繰り返し、つまりを刺激します。
4.便器内の水位が下がったら、つまりが解消しているか水を流して確認します。
ビニール袋を使ったトイレつまりの解消法
ビニール袋でもトイレのつまりを解消することができます。用意するものは、レジ袋のような大きめのビニール袋数枚、できればゴム手袋(手が汚れるのが嫌な方)です。
2通りの解消法があるので両方ともチェックしてみてくださいね。
1.【1つ目】ビニール袋に手を入れて(ゴム手袋の上からでもOK)、直接便器に入れてつまりの原因を引き抜く・除去します。
2.【2つ目】ビニール袋に手を入れた状態で拳を作り、便器の排水口に拳を出し入れしてつまりを解消します。
スッポンなし(代用品)でトイレつまりを解消するときの注意点
スッポンがなくても代用品でトイレのつまりを解消することができますが、代用品で解消する際にはいくつか注意したいことがあります。
トイレットペーパーや排泄物など以外では通用しない
つまりの原因によりスッポンの代用品ではつまりを解消できないことがあります。代用品でつまりを解消できるのは、トイレットペーパーや排泄物のみで、そのほかの固形物や水に溶けない類のものには効果が期待できません。
ビニール袋に手を入れてつまりの原因を探る程度なら良いかもしれませんが、根本的なつまりの解消は難しいでしょう。
異物を落としたときは絶対に試してはいけない
ピンやおもちゃなどの固形物をはじめ、その他の異物を落としたときは、スッポンの代用品は絶対に試さないでください。
つまりの状態によっては、便器を傷つけたりつまりを悪化させたりすることがあります。
便器周辺の養生をしておく(汚水の飛び散り防止)
スッポンの代用品でつまりを解消する際には、便器内の汚水が飛び跳ねることもあるでしょう。そのため、便器周辺の床や壁などは出来る範囲で養生しておくことをおすすめします。
代用品で解消できない場合は無理せず業者へ依頼する
スッポンの代用品でつまり解消を試してみても、解消できないときは代用品にこだわらずつまり解消業者に依頼するようにしましょう。
多くの業者が迅速に対応してくれるので、早ければ即日にも対応してくれますよ。つまりの原因によっては、業者に頼まなかったら大変なことになっていた、というケースもあるので代用品でダメだなと思ったら早めに問い合わせをしてください。
まとめ
今回は、トイレのつまり解消のためにスッポンの代用品を紹介しました。
ほとんどが家庭にあるものでつまりの解消に挑めるほか、運よくつまりが解消できればラッキーです。
ただ、つまりの原因によっては代用品では太刀打ちできないことや、かえってつまりを悪化させることもあるので、代用品を試してみて水の流れが改善しないときは早めに業者に依頼することをおすすめします。
万が一、トイレがつまった!と思ったときは1度試してみてくださいね。